餓鬼岳 07.09.08〜09   単独テント(登山時は二人)   登山口 白沢登山口   下山口 中房温泉
朝、2時に起床し愛車ジムニーで出発。
荷台には縦走が出来るようにモンキーが積んである。
群馬から松本方面へは高速道路は使わない。高速を使うと遠回りで時間もさほど変わらないからだ。

途中コンビニで朝食と昼食用のパンを購入し、中房温泉には6時頃到着。ジムニーからモンキーを降ろし大きな木とワイヤーで結ぶ。
燕岳へ登山する人達が準備しており、異様な目で見られた。
駐車場は既に8割程度が埋っていた。
バイクを降ろした後、白沢登山口へ急いで向かう。
今日の行程は、コースタイムで6:30であるため、ゆっくり歩いても十分OKである。

登山口には、車が6〜7台止まっていた。
丁度、自分よりもチョッと年配の女性が、ザックを背負って車道を左に折れ消えて行った。

自分が駐車した隣の車には、若い女性が登山マップを広げ何やら思案している様子。

これから登るんですかと声をかけたら、悩んでいる様子。

自分は、テントで荷が重いためペースがゆっくりだから餓鬼岳へ登りましょうと、強引に誘う。自分は殆ど単独で登っているため、これも何かの縁と思い一緒に登ることとなった。
名前はこずえちゃんと言って東京都在住。

天気は、曇りであったが、とても蒸しておりまた酒の肴を入れすぎたせいか30分毎に休憩を取って登る始末。かっこ悪くて情けない。

魚止ノ滝
登山道は、迷うことなくしっかりと印が付いているが、木で出来ている梯子はとても滑りやすく、何回か滑ってしまった。転べば沢にチャポンとなってしまう。
慎重に沢を通過し最終水場からは急登となる。昨日の雨で登山道が流された(洗われた?)ため大変登り辛い。こずえちゃんは、シッカリと自分の後ろについている。
百曲りの後、大凪山だと思っていたら大凪山の後に現れる急登が百曲りと分かりヒェー・・・。

やっと、餓鬼岳小屋に着き、テン場代の500円を支払い、こずえちゃんと一緒に山頂へ行くため30分後に迎えに行く約束をし、テン場へ。
そこには、駐車場に着いた時に丁度ザックを背負って消えて行った女性2人がテントの脇でおやつを食べていた。岐阜県から来ているそうで月に2〜3回山に入っているとのこと。健脚だ。 明日の予定を尋ねると、このまま下山するとのこと。明日は天気が良いだろうしこのまま降りるのはもったいない。せっかくだから唐沢岳へ登ったほうが良いと勧めた。

サブザックに、ウイスキー500ccとカメラを積み込みこずえちゃんのいる山小屋へ行ったら寝ていた。
仕方なく、一人で行こうかと思ったが、明日、唐沢岳に行くのに通ることを思いつき、ベンチでウィスキーを飲み始める。
ベンチからの餓鬼岳の写真  PM3:52
ベンチでは富山から来た多賀さんと、恵那から着た後藤さんが山の話で盛り上がっており、その話の中に割り込む。
共通の話題の人と話しながら飲む酒はいつも美味い。気温が下がり小屋の中に移動。寝ているこずえちゃんを起こし、四人で話が盛り上がり騒いでしまった。
他のお客さん御免なさいでした。
自分は、テントに戻り、隣にテントを張っている女性に明日起きたら何時でも良いから起こして欲しい事を頼み担ぎ上げた酒の肴を夕食代わりに飲む。また飲む。
今思えばこれが失敗だった。
翌朝、4時に起こされる。外に出たら満天の星空であった。凄い。
持って行こうと思っていた携帯電話の電池が空。そー言えば、ワンセグを見ながら寝てしまったのだ。
ギェー失態。
隣の女性は天気が良いので唐沢岳に向かうとのこと。
やむを得ず、朝食の支度をしテントはそのままにし、ヘッドランプを点けて唐沢岳に向かって出発する。小屋の前で、こずえちゃん・多賀さんに挨拶をし餓鬼岳山頂へ。
山頂はまだ暗かったため、唐沢岳にチョコット向かったところで写真を撮る。
見てのとおり、朝日です。
鹿島槍ヶ岳です。
野口五郎岳
左から龍王岳・雄山から別山・剣岳・針の木岳です。
撮影場所から振り返って
撮った餓鬼岳。
これから向かう唐沢岳。
名峰 槍ヶ岳。手前が燕岳。
野口五郎岳。
その左が鷲羽岳。
烏帽子岳
山頂からの餓鬼岳。右は剣ズリ
餓鬼岳山頂です。
やっと着いた。中房温泉の駐車場。 PM4:50
ジムニーに、モンキーを積んで、白沢登山口へ。自動車は一台もなかった。

50ccのバイクが置いてある。自分と同じようにやっている奴がいるのか?
ナンバーを見たら大胡町。ギョ!!今の前橋市ジャン。隣接している市です。
明日は天気が悪いのに・・・。バイクだと大変だと思いつつも、急いで帰路に着く。
途中、温泉にゆっくり入り、家にPM11:00着。

今回は、色んな人と楽しく話が出来楽しい山登りだった。

その後、こずえちゃんに写真を送ったのは言うまでもない。
唐沢岳山頂360°の大パノラマ。
最高でした。
山頂からの槍ヶ岳
立山と剣岳
鹿島槍ヶ岳方面
PM1:44 東沢岳着。  
燕岳に行こうか?東沢に下山するか?このときは既に決まっていた。

水がない。夕べ、ウィスキーを飲み過ぎて水をがぶ飲みしてしまったのだ。情けない。

燕岳へ登っても明日は天気が悪い。

まだ後、5.2Kmも!!  
これから歩く燕岳方面のルート
こんな梯子が結構あります。
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